腰痛と股関節の関係

腰痛持ちの方のほとんどが、『原因不明』、『骨には異常はない』と診断され、有効な処置を受けられておらず腰痛に悩まされ続けています、、、

その原因がわからない理由というのが「腰しか見ていない」ことにあります。

実は腰痛になる原因として股関節がとても関係してくるのです。股関節の重要性を知ることで、慢性的な腰痛の改善につなげることができます❕

股関節が硬いと腰痛になるリスクが高い

股関節は肩関節と同じく、人体の中でもっとも可動域の広い関節でもあります。

股関節がいろいろなシーンに合わせて動くことで、身体のさまざまな動きを可能にしているだけでなく、地面から受ける衝撃を緩和もしてくれているのです

しかし、股関節が硬くなって股関節の可動域が減少すると、衝撃がもろに腰へと加わることとなり、その結果、腰痛のリスクが増してしまうのです⚡

例えば、テニスのラケットを振ったり、野球のバットを振ったりすると、その時に股関節を動かさずに腰だけを回転させようとすることで、多大な負荷が腰にかかります。

よく運動の際に「腰の回転で打つ!」などと言われがちですが、そもそもの腰は回転するようにできていません。

股関節が回旋することにより、結果として腰が回るわけです。そのため、股関節が硬いと腰へかかる負担が増すということになります。

【腰痛は腰だけ見ていても治らない❕】

病院や整形外科で検査をしたとしても、およそ8割は原因不明という結果になっています。

なぜそのようなことが起こるかというと、多くの場合、レントゲンやMRIといった画像診断で腰しか見ていないからです🙁

じつは、腰痛のほとんどは筋肉や筋膜、腱、靭帯といった軟部組織の緊張によってもたらされます⚡

つまり、腰痛を根本的に改善するためには、軟部組織に注目することが欠かせないということです

股関節が硬いことによって起こる不調

股関節は肩関節と並び、非常に可動域が広い関節なので、その股関節が硬くなることによって次のような不調のリスクが高くなります😣

◇ひざ痛

ひざ関節は股関節と異なり、曲げ伸ばしすることしかできないので、股関節が硬くなるとひざ痛のリスクが増します。

股関節が硬くなると、ひざ関節の曲げ伸ばしの際に偏った負荷がかかり、その結果、膝の内側や外側、お皿の上下に痛みが出る可能性が増すのです⚡

◇肩こり・首こり

肩こりや首こりと股関節の硬さに何の関係があるの?と思われるかもしれませんが、股関節が硬くなることによって骨盤がゆがみやすくなります。

それは、股関節と骨盤は多くの筋肉で結ばれているからなのです。股関節が硬くなると骨盤の後傾(猫背気味になること)を招き、その結果、肩こりや首こりのリスクが増してしまいます。

◇坐骨神経痛

坐骨神経痛も股関節の硬さによって発症リスクがあります❕

坐骨神経は身体の中でもっとも長い神経で、その通り道で圧迫が起こると、臀部や足のしびれ、痛みを生じます。

臀部と股関節を結ぶ筋肉が硬くなると、坐骨神経痛になる恐れが考えられ、その多くは臀部筋の緊張や股関節の硬さから発症するもにすぎません。

股関節を柔らかくするとストレッチ

股関節が硬くなることによって起きるリスクをお話しましたが、股関節の柔軟性を確保することによってリスクを回避できるのです✨

そこで、股関節の簡単なストレッチをご紹介します☝

太もも前面のストレッチ

1.床に両足を伸ばして座る

2.片ひざを曲げて足をお尻の横に持ってくる

3.両手を後ろについて徐々に背中を倒していく

4.太ももの前が突っ張る感じがすれば

左右とも30秒×3セットほど、無理のない範囲で行いましょう✩

太もも裏のストレッチ

1.ベッドや椅子に向かってまっすぐ立つ

2.片足のかかとをベッドや椅子の縁に乗せる

3.反対の足を曲げながら、乗せた足の太ももの裏を伸ばす

4.太ももの裏が突っ張る感じがすれば

左右とも30秒×3セットほど行いましょう❕

大腰筋のストレッチ

1.足を前後に大きく開く

2.前になった方の足の太ももが床と平行になるまで両膝を曲げる

3.その状態で30秒間キープする

4.反対側も同様に3セットほど行う

ひざを曲げた時に、前になった方の足のつま先が、ひざよりも前に出ないようにしましょう後ろになった足と同側のお腹が突っ張る感じがすれば

 

股関節の柔軟性を確保すると、腰だけでなくひざや首、肩にかけてかかる負担も減らすことができます

慢性的な腰痛で悩まれている方は、一度当院までご相談しにきてみてください😌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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